この記事では、カーボン製ロードバイク用ハンドルについて書いています。
ロードバイクのカスタムにおいて、カーボンハンドルを検討するのは中々の上級者と言えるでしょう。
ホイールやタイヤ、コンポーネントなど、走りのクオリティに直結しそうな箇所がいくつもあるので、ハンドルは後回しになりがちだからです。
しかしハンドルはステアリングや手のポジション、姿勢など、自転車の走行において大事な要素に関わる部分。
カーボンハンドルは軽くて空力的に優れたデザインのものが多く、より快適なライドを提供してくれることが大いに期待できますよ。
今回はロードバイク用のカーボンハンドルのおすすめを8個ご紹介します。
1番おすすめなのは、シマノの海外向けブランド”PRO”から出ている「PLTカーボンハンドルバー」。
カーボンハンドルを初めて使う人にとって、手が届きやすい値段でカーボンの良さが味わえるコスパ最強のカーボンハンドル。
軽さ・耐久性・性能…全てをとってもトップモデルに負けません!
ネット通販の人気ランキングでもNo.1を獲得したこともありますよ♪

カーボン製ロードバイク用ハンドルの選び方

自分の体に合ったサイズにすることがハンドル選びの第一歩。
ハンドルにおけるサイズとは、ハンドル幅、リーチ、ドロップの3つで表します。
ハンドル幅は、文字通りハンドルの横方向の長さ(左右のグリップエンド間の長さ)のこと。380mm、400mm、420mm、440mmの4種類が主流。
基本的にはロードバイクで前傾姿勢になったときの肩幅に合わせるのが良いとされています。
ハンドル幅の表記には2種類あります。グリップエンドの中心を起点とする「芯 – 芯」または「C – C」表記と、エンド外側の端を起点とする「外 – 外」表記です。
スペック表の数値は同じであっても、「芯 – 芯(C – C)」と「外 – 外」では長さが変わるので注意しましょう。
リーチとは、ハンドルを真横から見たときの根元から先端までの長さ。これが長いと前傾姿勢を深くとることができて、短いと楽な姿勢で漕げます。
ドロップとはハンドルの上から下までの落差を表したもの。ドロップが深い(長い)と、下ハンドルを持ったときの前傾姿勢も深くなりますよ!
以上の3つがハンドルの持ちやすさや使いやすさに関わる要素。
自分の体格やロードバイクに乗る目的に応じて、自分に合ったサイズを選びましょう。
ロードバイクのハンドルは、ドロップ部分の形状によって3種類に分かれます。
シャロー | 全体的に丸い形状。 ドロップの落差が大きいので深い前傾姿勢になる。 |
アナトミック | ハンドルの曲がりが直線的で角ばった印象の形状。 下ハンドルを強く握りこむことができる。 リーチが比較的長くなる。 |
アナトミックシャロー | シャローとアナトミックの中間的な形状。 初心者や趣味のライダーにとって使いやすい。 |
3つの形状はそれぞれ得意とする場面が異なります。
例えばアナトミックは下ハンドルを思いっきり握ってダンシングする場面、すなわちヒルクライムなどに適しています。
乗り方や手の大きさなどに合わせて選びましょう!
カーボンハンドルの大きな特徴は「軽い」こと。
ハンドルが軽いとステアリングが軽快になり、重量の数値以上に腕の負担を軽減できます!
人によってはある程度の重さがあった方がいいという考え方もあるので、そこは好みで選ぶと良いですよ。
軽いハンドル捌きを求めるのであれば、カーボンハンドルは是非ともおすすめ。
カーボンハンドルは見た目が格好良く、またエアロ効果を発揮するデザインになっている製品もあります。
気持ちの面でも空力性能の面でも、カーボンハンドルは効果的!
カーボンハンドルのネット通販には、品質に疑問があるものや、見えないクラックが入っているものなどが出回っているのも事実。そのため信頼と実績のあるメーカーから選ぶことも1つの基準に!
おすすめのメーカーはPROやイタリアのDEDA、EASTONなど。その他、国内外の有名メーカーから選べば後悔する可能性は少なくなりますよ!
カーボン製ロードバイク用ハンドルの注意点
クランプ径はハンドルの中心部にある、ステムと繋がる部分の太さ。
26.0mmもしくは31.8mmが多いですが、メーカーによって独自の大きさにしている場合も!
欲しいハンドルのクランプ径が、自分の自転車に対応しているかどうかを確認しておきましょう。
カーボンはアルミに比べて衝撃に弱いため、ハンドルを設置する際の締め付け具合に気をつけなければいけません。
トルクを締めつけすぎるとそれ自体で割れる可能性がありますし、転倒した際に衝撃を逃がすことができず、やはり壊れやすくなる恐れがあります。
設置作業にはトルクレンチを用いるか、お店に依頼するのが無難!
ケーブルを内装するタイプのロードバイクだと、製品によっては取り付けできない可能性があります。
フレームのメーカーが推奨するハンドルがあれば、そちらを選べば大丈夫!
それ以外のハンドルを検討する場合は、専門店の店員さんと相談するなどして決めた方が良いですね。
カーボン製ロードバイク用ハンドルのおすすめ8選

ここからは、ロードバイク用のカーボンハンドルおすすめ8選を紹介します。
- PRO PLT カーボンハンドルバー
- PRO VIBE エアロカーボン コンパクト スーパーライト
- PRO VIBE EVO Carbon
- デダ スーパーゼロ RS
- デダ VINCI SHALLOW
- イーストン EC70 AERO
- イーストン EC90 ALX
- 3T Superergo LTD
メーカー | PRO(プロ) |
形状 | アナトミックシャロー |
ハンドル幅 | 360mm、380mm、400mm、420mm |
重量 | 記載なし |
- ハンドル幅の種類が多く、様々な人や自転車にフィットする
- 人間工学に基づいた設計で手の負担を減らす
- カーボンハンドルの中では安価でコスパが良い
- 初めてカーボンハンドルを使う人
- 自分に合った大きさのハンドルを快適に使いたい人
- シマノのブランドから探したい人

メーカー | PRO(プロ) |
形状 | コンパクト |
ハンドル幅 | 400mm、420mm |
重量 | 205g~ |
- ドロップがコンパクトで下ハンドル操縦がしやすい
- カーボンハンドルの中でもかなり軽量
- 空力の最適化を目指したトップ設計
- 比較的扱いやすいハンドルを求める人
- 軽いハンドルが欲しい人

メーカー | PRO(プロ) |
形状 | コンパクト |
ハンドル幅 | 380mm、400mm、420mm |
重量 | 390g~ |
- エアロダイナミクスを最大限に発揮する一体型ハンドル
- ステムの角度を±2度調節することが可能
- カーボン独特の流れるような格好良いデザイン
- 値段よりも性能重視で選ぶ人
- シマノのコンポーネントを使っている人
- デザインに惹かれる人

メーカー | DEDA(デダ) |
形状 | RHM-EVO |
ハンドル幅 | 380mm、400mm、420mm、440mm |
重量 | 215g (440mm) |
- 軽量、コンパクトで操縦しやすい
- カーボンハンドルとしては求めやすい価格
- ケーブル内装に対応
- 軽くて扱いやすいハンドルが欲しい人
- コスパの良い製品を求める人
- ケーブル内装フレームを使っている人

メーカー | DEDA(デダ) |
形状 | シャロー |
ハンドル幅 | 400mm、420mm、440mm |
重量 | 225g (420mm) |
- コンパクトなシャロー形状
- ケーブル内装に対応
- 手が小さい人、ポジション移動を小さくしたい人
- ケーブル内装フレームを使っている人

メーカー | EASTON(イーストン) |
形状 | アナトミックシャロー |
ハンドル幅 | 400mm、420mm、440mm |
重量 | 225g (420mm) |
- 空力性能を高めるトップ形状
- ケーブル内装式
- カーボンハンドルとしては安い
- 安いけど性能も良いカーボンハンドルを求める人

メーカー | EASTON(イーストン) |
形状 | アナトミックシャロー |
ハンドル幅 | 380mm、400mm、420mm、440mm |
重量 | 208g (420mm) |
- ハンドルのフレア(下ハンドル部の外側への開き)角が10度と、広めの設計
- フレア角が広いので、スプリントや下り坂でのも安定しやすい
- 非常に軽量
- 競技志向でロードバイクに乗る人
- グラベルロードを使う人

メーカー | 3T(スリーティー) |
形状 | アナトミックシャロー |
ハンドル幅 | 380mm、400mm、420mm、440mm |
重量 | 記載なし |
- 多くの人にとって使いやすいコンパクトなアナトミックシャロー
- フラットバーの部分に丸みがあって握りやすい
- どちらかというと趣味目的で、快適さを重視したい人

まとめ
今回はロードバイク用のカーボンハンドルを以下のラインナップでご紹介しました。
- PRO PLT カーボンハンドルバー
- PRO VIBE エアロカーボン コンパクト スーパーライト
- PRO VIBE EVO Carbon
- デダ スーパーゼロ RS
- デダ VINCI SHALLOW
- イーストン EC70 AERO
- イーストン EC90 ALX
- 3T Superergo LTD
性能、デザイン、コスパなどを見比べて、お気に入りの一品を見つけてくださいね。