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ロードバイク用トルクレンチおすすめ9選!本当はいらない?

ロードバイク トルクレンチ おすすめ

この記事では、ロードバイク用トルクレンチおすすめについて書いています。

ロードバイクのパーツ交換や調整の際には、トルクレンチがあると便利ですよね。

一定の締め付け具合で固定できるので、締めすぎてパーツを破損するリスクを抑えられます。

一方で「トルクレンチってどうしても必要なの?」「調整とか言われてもよく分からないし、いらないのでは?」という意見を聞くことも。

トルクレンチが必要かどうかは、個々人のロードバイクに乗る目的や楽しみ方によって変わります。

そこで今回はロードバイク用トルクレンチのおすすめを紹介します。

おすすめNo.1アイテム

1番おすすめなのは、東京サンエス株式会社のブランド「grunge」から出ているコンパクトトルクレンチ。

低価格でありながら測定精度が高く、対応するトルク数の範囲も割と広い!

他にも良い製品は色々ありますが、トルクレンチを初めて使う人におすすめするならばコレ!と自信を持って言えます。

ロードバイク用トルクレンチの選び方

ロードバイク トルクレンチ

種類で選ぶ:プリセット型 or デジタル型

トルクレンチにはプリセット型デジタル型の2種類があります。

プリセット型はあらかじめトルク数を設定しておく、従来からあるタイプ。

デジタル型は設定をデジタルで行うタイプで、プリセット型よりも精確に測定することができます。

メリットデメリット
プリセット型・操作が簡単・価格が安い・測定の精度はデジタル型に劣る
デジタル型・より精確に測定できる・価格が高い
・電池交換もしくは充電が必要

どちらにするかは「どれだけ精確に測定したいか(するべきか)」で選ぶと良いでしょう。

例えばカーボンパーツの場合はデジタル型がおすすめ。カーボンは締めつける力に敏感なため、プリセット型だと測定の誤差で余分な力がかかって破損につながる恐れがあるからです。

トルク数の範囲で選ぶ

トルクレンチには製品ごとに対応するトルク数が決まっています。

通販サイトの商品説明に「3Nm ~ 15Nm」とか「2 – 24Nm」という風に表記されます。

ちなみに「Nm」はトルク数を表す単位で「ニュートンメートル」と読みます。

自転車はパーツごとに適正トルク値が異なり、例えばステムなら7~8Nm、ボトムブラケットなら50~70Nmあたりが多いと思います(実際のトルク数は部品に書かれた数値や説明書を確認してください)。

パーツごとに適正値が大きく異なるので、なるべく広範囲に対応するトルクレンチが良いのかというと、一概にそうとも限りません。範囲が広いトルクレンチは精度が甘い傾向があるからです。

トルク数の範囲から選ぶ場合、ロードバイクをどれくらい自分でいじりたいかで決めると良いでしょう。

例えば「サドルの位置調整くらいは自分でやるけど、それ以外はお店に任せる」という人が、60Nmなどに対応したレンチを買う必要はありません。

またトルクレンチは、上限値と下限値付近において精度が落ちるという特徴があります。そのため5Nmで締めたいのであれば、3Nmから対応しているレンチにするなどの考慮が必要です。

ロードバイク用トルクレンチおすすめ9選

ロードバイク トルクレンチ おすすめ

ここからは、ロードバイク用トルクレンチのおすすめを9個ご紹介します。

  • グランジ コンパクトトルクレンチ
  • SK11 デジタルトルクレンチ
  • プロ トルクレンチ アジャスタブル
  • KTC デジラチェ
  • トピーク トルクスティック
  • BBB トルクフィックス BTL-73
  • BBB トルクフィックスレンチ BTL-119
  • GOYOJO トルクレンチ プレセット型
  • GOYOJO デジタルトルクレンチ

グランジ コンパクトトルクレンチ

メーカーgrunge(グランジ)
対応トルク範囲2~24Nm
ここがポイント!
  • お手頃価格でトルクレンチ入門として最適
  • 日本のメーカー(東京サンエス)のブランド
  • 対応トルクが2~24Nmで、大体のパーツをカバーできる
こんな人におすすめ
  • 初めてトルクレンチを使う人
  • 品質に一定の信頼がおける製品が欲しい人
  • 安くて良いものを求める人

SK11 デジタルトルクレンチ

メーカーSK11
対応トルク範囲3~60Nm
ここがポイント!
  • デジタル型の中では安価で求めやすい
  • トルク範囲が広く、全てのロードバイク部品に対応していると言える
  • セット販売が豊富
こんな人におすすめ
  • デジタル型で安い製品が欲しい人
  • サドルやスプロケット、ブレーキなど色々な部品の調整に使いたい人
  • ソケットとセットで買いたい人

プロ トルクレンチ アジャスタブル

メーカーPRO(プロ)
対応トルク範囲3~15Nm
ここがポイント!
  • シマノブランドで信頼できる品質
  • コンパクトで持ち運びしやすい
こんな人におすすめ
  • 精度の高いプリセット型を求める人
  • ハンドルやシートポストなど、小さめのトルクでなるべく精確に締めたい人

KTC デジラチェ

メーカーKTC(京都機械工具)
対応トルク範囲5~25Nm
ここがポイント!
  • 機械工具専門の日本メーカー製
  • 設定トルク値に達すると、音と光と振動で知らせてくれる
こんな人におすすめ
  • デジタル式を国内メーカーから選びたい人
  • トルク値を分かりやすく知らせてほしい人

トピーク トルクスティック

メーカーTOPEAK(トピーク)
対応トルク範囲2~10Nm
ここがポイント!
  • 狭いトルク範囲で精確な測定がしやすい
  • 軽くて小さいので持ち運びに便利
こんな人におすすめ
  • 限られた範囲のトルクでなるべく正しい測定がしたい人
  • コンパクトなレンチが欲しい人

BBB トルクフィックス BTL-73

メーカーBBB
対応トルク範囲2~14Nm
ここがポイント!
  • オランダの自転車部品メーカー製で品質に信頼が持てる
  • ロードバイクに必要なビットを揃えている
こんな人におすすめ
  • メーカーが好きな人
  • なるべく狭いトルク範囲で精確に測りたい人

BBB トルクフィックスレンチ BTL-119

メーカーBBB
対応トルク範囲4Nm、5Nm、6Nmいずれか専用
ここがポイント!
  • 1つのトルク数のみに対応しており、そのぶん安い
  • 操作しやすい形とサイズ感
こんな人におすすめ
  • 4Nm、5Nm、6Nmのどれか1つを頻繁に使う人

GOYOJO トルクレンチ プレセット型

メーカーGOYOJO
対応トルク範囲2~24Nm
ここがポイント!
  • 非常に安くて付属のビットが多い
  • 国内メーカー製
こんな人におすすめ
  • とにかく安さを重視する人
  • 様々な大きさのビットを使う予定の人

GOYOJO デジタルトルクレンチ

メーカーGOYOJO
対応トルク範囲1.8~60Nm
ここがポイント!
  • デジタル型の中では非常に安い
  • 測定範囲が広い(範囲が異なるバージョンもある)
こんな人におすすめ
  • デジタル式で安くて広範囲のトルクをカバーする製品が欲しい人

ロードバイク用トルクレンチに関するよくある質問

ロードバイクにトルクレンチは要らない?

「無かったら駄目というわけではないけど、あった方がロードバイクをより楽しめる」ですね!

例えばサドルの位置ひとつにしても、ロードバイク乗りたての頃と慣れてきた頃では変えた方が良い、というより変えたくなるもの。

点検も自分でできることは自分でした方がロードバイクへの理解が深まるし、その理解はパンクなどのトラブル対処で役に立つはずです。

そうした調整や点検をしているとロードバイクへの愛着も湧くし、「自分だけのマシン」という感覚で走りを楽しめます。

そのためにはトルクレンチを使った、正確で安全なメンテナンスを推奨する次第です。

「いや、自分はお店に全部任せるから」という場合であれば、確かにトルクレンチは不要だと思います。

ロードバイクへの付き合い方は人それぞれなので、そうした考えが駄目だとは全く思いません。

どんな道具でもそうですが、大事なのは道具を使う目的。「ロードバイクを自分でいじりたい」欲求が少しでもある場合は、トルクレンチは「いる」と考えた方が良いでしょう。

トルクレンチを使う際に気をつけることは?

トルクレンチを使うときは、正しい位置で持って正しく締めるようにしましょう。

Nmには支点と力点の距離が関係するため、持ち手の正しい位置よりも手前や端っこを持つと正しいトルクになりません。

またプリセット型では設定したトルクに達すると「カチッ」という音がするので、この音がしたらそれ以上締めないことが大切。

当たり前に思えるかもしれませんが、なぜか「カチッカチッ」と2回鳴らしたがる人もいます。

2回目の「カチッ」までいくとトルクがかかりすぎているので危険。1回で済ませるようにしましょう。

トルクレンチの保管で気をつけることは?

トルクレンチを保管する際には、必ず目盛りを最小値に戻しておきましょう。戻さないで放置すると内部のバネが伸びてしまい、正確に測ることができなくなるため。

また直射日光と高温多湿も避けた方が長持ちします。

そのうえで精確さを維持するため、年1回程度は校正することをおすすめします(使用頻度により校正のタイミングは変わります)。

トルクレンチの寿命は?

トルクレンチの寿命とは、測定精度を維持できる期間のこと。使用回数や使い方、保管方法により寿命は変わります。

一般的にプリセット型は3~5年、デジタル型は5~7年が目安。

「既定のトルク数で締めたのになぜか緩んでいる」といった減少が出てきたら、校正や買い替えを検討した方が良いです。

寿命を長持ちさせるポイントは、トルクレンチだけで作業しないこと。

トルクレンチはあくまで測定のための道具であり、締めつけ自体は六角レンチなどで行うのが基本です。

トルクレンチで適正トルクにおける「締まり具合」を実感したら、その後は覚えた感覚で締めるようにすると、トルクレンチの使用回数が減って長持ちさせることができます。

また中古のトルクレンチは買わない方が無難。精確さが保証できないので、安物買いの銭失いになる可能性があります。

まとめ

今回はロードバイク用トルクレンチを以下のラインナップでお伝えしました。

  • グランジ コンパクトトルクレンチ
  • SK11 デジタルトルクレンチ
  • プロ トルクレンチ アジャスタブル
  • KTC デジラチェ
  • トピーク トルクスティック
  • BBB トルクフィックス BTL-73
  • BBB トルクフィックスレンチ BTL-119
  • GOYOJO トルクレンチ プレセット型
  • GOYOJO デジタルトルクレンチ

愛車を精密・安全に調整して、ロードバイクを今まで以上に楽しんでくださいね。